白高ブログ

カテゴリ:探究

課題研究の成果を「みやぎのこども未来博」で発表しました

 12月16日(土)名取市美田園の宮城県総合教育センターで「みやぎのこども未来博」が開催され、課題研究の4班が学校代表として参加してきました。

 仙南の海洋ゴミ問題に取り組む班は、すべての参加者の前で口頭発表を行いました。亘理町荒浜に打ち上げられるゴミについて調査した結果の分析や、海岸を訪れた人たちに打ち上げられたゴミを拾ってもらうための「拾い箱」の設置について発表しました。

 ポスター発表では教育系ゼミから2班、環境系ゼミから2班が参加しました。質疑応答やアドバイスを受けて、自分たちの課題研究について振り返る良い機会となりました。

 今回の経験を今後の課題研究に活かし、3月の成果発表会では研究の集大成を見せたいと思います。

 *仙南の海洋ごみ問題研究チームは笹川平和財団の海洋教育パイオニアスクールプログラムの支援を受けています。

駅前カフェ オープン!

 11月30日(木)に、課題研究で「白石市の活性化」をテーマに取り組んでいる生徒たちが手掛けた「café Luna」が白石駅前にオープンしました。

 白石市移住交流サポートセンター「109-one(トークワン)」の1階をお借りし、17時~18時30分まで営業を行っています。

 学校帰りの高校生をターゲットに駅前の活性化を促していきたいとの思いで、運営のノウハウも勉強中です。初日の来店者は友人や関係者がほとんどでしたが、今後は一般の方々にも利用していただきたいとのことです。日が沈むのも早く、どんどん寒くなってきましたが、温かい飲み物片手にほっと一息つける場所としてご利用ください。

 

○今後の営業日 12/7・14・21 1/11・18・25 2/1

 

 

課題研究 中間発表会

 9月29日(金)午後課題研究中間発表会を行い、2年生の生徒が半年間の課題研究で得られた成果をスライドで発表しました。

 3年生も聴講者として参加し、自分の経験を元に2年生へアドバイス等をしました。1年生はこの発表会後に自分の課題研究テーマを決めるため、聴講するところを真剣に選び時間の許す限りいろいろ回っていました。

 今回の発表会にはこれまで課題研究でお世話になっている企業・大学・官公庁から多くの方が参加してくださり、たくさんの助言をいただきました。また、初の試みとして地域で町づくりに取り組む5名の方々が、地域の問題や自身の取り組みについて発表くださいました。今後、高校生と地域との協働プロジェクトに発展すればと思います。

 生徒たちは今回の発表会を通じて、地域の方との繋がりや学校外に目を向け発信することの大切さや、自分の考えを他者へ伝えるスキルを身につけてほしいと思います。

【参加した生徒の感想】

 <聴講者>

・去年とは違った視点のものも多く、最終的にどのようにまとまるのかとても楽しみ。特に白石の活性化に取り組んでいるゼミが多く感じた。問題が多くなかなかスムーズに進まないことも多いと思うが頑張ってほしいと思う。

・一人で課題研究をしている人が何人か見られたが、それぞれ自分の好きなものを突き詰めたり身体を張って調査をしたりしている人がいて聞いていて楽しかった。攻めている内容も多々見られたが各班目標を立てて調査し、最終目標を見据えた活動をしていた。

・しっかり準備している所もあって良かった。外部から来ていた人の発表が面白かった。

・去年よりも事前に調べている内容がしっかりしている班が多かった。また、なりたい職業を元に班を組んでいて、他人事にならずに研究を行えているのがとても良いと思った。ただ、教室内でどの班がどの発表をしているのか分かりづらかったので、机に研究タイトルを貼ったりすると良いと思った。また、インターネットのみで研究を進める班とアンケートやフィールドワークを行う予定の班で、後者の方が内容が充実しているように感じたので、インターネットのみの研究を行う班のやり方も、今後良いものが見つかると良いと思った。

 <発表者>

・私たちは実験もする研究に取り組んでいるので、1年生から器具についての質問やテーマの意味を聞かれ、最初に説明すべきだったと思いました。また、講師の方から実験の先を見据えるようアドバイスをいただき、今後の研究に活かそうと思いました。

・多くの方に見に来てもらい、あっという間の発表会でした。今は一人で取り組んでいるので、興味を持った1年生と一緒にやっていけたらと思います。

 

三高探究の日に参加しました

 5月16日(火)に宮城県仙台第三高等学校で行われた「三高探究の日」に、課題研究の教育問題ゼミ「STEP」と、省エネ・循環型社会ゼミ「バイオエタノール」「荒川の汚濁原因を解明しよう」の3つの班が本校代表としてポスター発表での参加をしてきました。

 「三高探究の日」は課題研究の集大成となる発表会で、本校でいう全体発表会のことです。1日がかりの行事で、代表生徒が参加したのは午前の部のポスター発表です。会場には本校以外にも、宮城野高校・角田高校も参加しており、三高のポスター発表とともに発表させていただきました。三高の生徒達や先生方・来賓の方々など、多くの方が発表を聞いてくれました。いただいたご意見やアドバイスを今後の課題研究に是非活かして欲しいです。

 午後に行われた各教室での口頭発表も見学でき、参加した生徒達にとって充実した1日でした。

1・2年次 課題研究講演会

 4月25日(火)1・2年次のM&Tタイムの時間に、課題研究講演会を行いました。

 講師として東北芸術工科大学の矢部寛明先生と3名の学生の方が来校し、「探究活動とはどのような活動か」「何を目的として学ぶのか」を講演いただきました。

 はじめに、学生の皆さんがアイスブレイクとして○×クイズを行い、先生方や地元についての問題が出されました。ある先生の高校時代の所属部についてや白石うーめんの材料について○か×か聞かれ、生徒は正解に一喜一憂しながら取り組みました。白石市が近代こけしの発祥の地であることを知り、5月の連休にこけしコンクールが行われている理由が分かりました。

 実際に課題研究への取り組み方として「好奇心・疑問・発見」が大切であること、自分の興味・関心を見つけたり考えをまとめたりする方法として「マインドマップ」の有効性を知り、その作成に取り組みました。

 また、学生の方から課題研究の実体験をお話しいただきました。初めは課題研究に消極的だったが、地域の方たちとのふれ合いから商品開発を行い、店舗販売までに至った経緯を聞かせていただきました。心境の変化やその後の進路活動など、生徒たちも身近な経験談として真剣に聞いていました。

 矢部先生からは、好奇心を持つことや「まずやってみよう」という気持ちで取り組んで欲しいと、お言葉をいただきました。

 今回学んだことを活かして、今年の課題研究に取り組んで欲しいと思います。