カテゴリ:探究
令和6年度 課題研究成果発表会を実施しました!
3月18日(火)、課題研究成果発表会を実施しました。今回の発表会には外部講師として40名もの方にご参加いただき、生徒たちの探究活動に貴重なアドバイスをいただきました。
午前中は、ポスター発表会を行いました。1年間の研究の成果をまとめたポスターを各教室に掲示し、お互いに発表しあう形式です。1・2年生で探究活動をしている全ての班が研究発表と質疑応答を行い、自らの考えを深め合うことができていたようです。ポスター発表会には、角田高校と仙台三高の生徒の皆さんも参加してくれました。白石高校生とは違った着眼点での発表も見られ、教職員も興味深くその発表に耳を傾けていました。
午後からはアリーナで、代表班によるスライドを用いた口頭発表を行いました。今回の代表班は、『麻雀と社会のつながり』『食品リデュース~村田産を発信~』『米ぬかを入浴剤へ』をテーマに研究した3班です。この他、マイプロジェクトアワード全国Summitへの参加を決めている、『白石の梅花藻を守れ!』の発表も行われました。全校生徒のみならず、外部講師や他校生、保護者の皆様の前での発表はだいぶ緊張したようですが、どの班もベストを尽くせたようです。代表班の発表後には、専門家の先生方からご講評をいただきました。より専門的な観点から質問や講評をいただいたことで、学びが一層深まりました。
発表終了後は、探究活動の振り返りの時間です。研究の概要や今後の課題、身についた力についてまとめたレポートを作成しました。レポートは紙媒体で下書きをした後、スマートフォンやiPadで清書します。探究活動の成果をいかして、総合型選抜で大学進学を決めた先輩方も少なくありません。班員たちと相談しながら、熱心にレポートを作成する姿が見られました。
また、生徒たちが振り返りを行っている裏では、大人たちによる交流座談会が行われました。これは白石高校の教職員とご来校いただいた外部講師の方々とによる、探究活動に関する意見交換の場です。先日、本校の課題研究の取り組みが評価され「第17回キャリア教育優良教育委員会、学校及びPTA団体等文部科学大臣賞」を頂戴したこともあってか、外部の方々は本校の課題研究の取り組みに対して、高い関心を持たれているようです(今回表彰を受けた学校は全国で97校、高校は35校、宮城県からは本校1校でした)。5名程度のグループに分かれて活発な議論が交わされ、教職員にとっても大きな刺激になりました。
本年度の課題研究は、これで一区切りとなります。本年度も多くの班が充実した課題研究を実施できたのは、地域の皆様や保護者の皆様のご協力があってのことです。次年度もより良い探究活動を実施できるよう、白石高校一丸となって尽力して参ります。今後とも白石高校を、何卒宜しくお願い致します。
Team梅花藻 マイプロジェクトアワード全国Summitに今年も出場決定!
昨年度に引き続き、チーム梅花藻がマイプロジェクトアワード全国Summitに出場することが決まりました。今年は3248プロジェクト中48プロジェクトが全国Summitに選出され、昨年の1.3倍でした。
チーム梅花藻はこの一年、希少な梅花藻を守るためには何が必要か考えてきました。そして「梅花藻の認知度の向上」「梅花藻の観光資源としての価値化」「梅花藻の移植、栽培」に取り組んできました。その甲斐もあり、地元の自治会でプレゼンをさせていただいたり、多くのメディアに取り上げていただいたりした結果、白石市のお祭りの名称が「梅花藻まつり」となるなど、目に見える成果を得ることができました。
全国Summitは3月28~30日に東京大学伊藤国際学術研究センターで行われます。全国から集まる高校生達や多くの方に、自分たちのプロジェクトについて熱く語ってきたいと思います。
いつも応援していただいているロータリークラブ様や百白プロジェクトの皆様をはじめ地元の方々、学校及び保護者の皆様には、この場をかりてお礼申し上げます。多くのことを学び・成長する機会にしてまいります。
“たがさぽPress”で、「仙南の海洋ごみ問題班」の活動が紹介されました!
1月16日(木)、多賀城市市民活動サポートセンター(通称:たがさぽ)の事務局スタッフの皆さんが運営されているブログ“たがさぽPress”にて、本校の課題研究班「仙南の海洋ごみ問題班」の活動が紹介されました。
たがさぽは「もっとまちを良くしたい!」「地域にあるいろんな困りごとを解決したい!」という想いをもって、地域でさまざまな活動に取り組む市民のみなさん(NPO、自治会・町内会、生涯学習団体ほか)を応援する「地域づくり」の拠点施設です(“たがさぽPress”冒頭文より引用)。「たがさぽ」のスタッフの方がビーチクリーン活動に参加した際、一緒に活動している方から「仙南の海洋ごみ問題班」の活動について知り、今回の紹介に至りました。
「仙南の海洋ごみ問題班」は、「海洋ごみをどうすれば減らすことができるか?」というテーマのもと、海岸に流れ着いたごみ専用のごみ箱「拾い箱」を荒浜の海岸に設置するなどの活動を行っています。同班は「拾い箱」の設置前後で海岸のごみの量がどの程度変化するかの調査も行っており、「拾い箱」の設置には海洋ごみの減少に一定の効果が認められるものと結論付けています。
本校の課題研究では全国的にも珍しく、1年生と2年生が合同で班を組み、課題解決のために試行錯誤しています。そのため「海洋ごみを減らす」という一見高校生が取り組むには困難と思われるような課題にも、継続的に挑むことができます。しかし「仙南の海洋ごみ問題班」には今年度1年生が加入しなかったため、この活動は来年度以降どうなるのかという不安があります。来年度、この活動を引き継いでくれる新入生が現れることを切に願います。
【たがさぽPress】「環境問題に取り組む高校生の活動を紹介します!」
https://blog.canpan.info/tagasapo/archive/3804
白石紅葉の森100年プロジェクトがNHKニュースで紹介されました
昨年度より探究活動で行っている「白石紅葉の森100年プロジェクト」チームが、地域の園児たちと白石城の樹齢100年以上のもみじの種拾いを行いました。昨年は南保育園と行いましたが、今年は、南保育園だけでなく、ひかり幼稚園、カラーズの園児たちと一緒に行いました。園児の人数も多かったので、「花で白石を活性化」チームも協力してくれました。
総勢50名の参加者のおかげで、昨年の倍以上のもみじの種を収穫することができました。
「紅葉の森プロジェクト」は、白石の「庭工房よっちゃん」の協力を頂き、昨年拾った種をポットで芽吹かせて育てています。昨年11月に白石市の都市創造課に伺い、白石城周辺に育てた苗木を地植えできないか提案にいきました。2025年は、白石城再建30週年という記念すべき年でもあり、それに合わせて植樹をしようと市と動いています。今後の活動も楽しみにしていてください。
NHKのニュースはこちら。
《NHKニュース》
https://www3.nhk.or.jp/lnews/sendai/20241225/6000029803.html
みやぎのこども未来博・高校生フォーラム 参加してきました!
12月14日(土)みやぎのこども未来博・15日(日)高校生フォーラムがいずれも宮城県行政庁舎で行われました。県内の高校生が集まり、日頃の探究活動についてポスター発表を行いました。地域の問題を解決する取り組みや自分の好奇心の探究など、様々なポスターが並び、質疑応答も活発に行われました。参加した生徒たちには得るものが大きい発表会でした。
<みやぎのこども未来博の様子>
<高校生フォーラムの様子>