学校長挨拶

宮城県白石高等学校長 脇坂晴久



生き生きと学び,進路志望を実現できる高校を目指して



1 進路志望の実現を目指します ~県南地域の拠点校としての使命~

宮城県白石高等学校は,南蔵王の峰々を望む,歴史と文化の香る街・宮城県白石市に位置する県南地域の拠点校です。本校は,長い歴史と伝統を誇った旧白石高校と旧白石女子高の両校が,平成22年に統合されて創立9年目を迎え,普通科,県内唯一の看護科,及び七ヶ宿校から構成されています。
 本校は,「二十一世紀の社会を担う人材育成」を目指し,グローバルな視点に立って志を高く持ち,将来,社会の課題解決に貢献できる人材を育成することを教育目標としています。普通科では,進学重視型単位制を取り入れ,国公立大学を中心とした四年制大学への進学を目指しています。その結果,昨年度(平成28年度)は東北大学の5人合格を含め,52人が国公立大学に現役合格するなど,毎年50~60人程度の国公立大学合格者と,のべ約300名の私立大学合格者を輩出しています。
 また,看護科においては,高校課程の3年間に専攻科課程2年間を加えた「五年一貫教育」による看護師の養成を目指し,ほぼ毎年,看護師国家試験の100%の合格率を誇っており,卒業後は地域の医療に対する使命を果たしています。
 さらに七ヶ宿校は,豊かな自然にあふれた環境の中で,少人数の特性を生かして個に応じた指導を展開し,地域社会に貢献できる人材の育成を目指しており,毎年ほぼ100%の就職決定率を誇っています。

2 生き生きとした学習活動を行います ~「基礎の習得」と「知的探究」のバランス~
 本校の学習活動では,何より質の高い授業を追究しており,「主体的,対話的で深い学び」の推進という動向を踏まえ,「基礎基本の知識・スキル」と「思考・判断・表現力(実践力)」とのバランスとれた育成を目指して,活気のある授業実践が行われています。
 また,M&Tタイム(総合的な学習の時間)においては,生徒がそれぞれ希望する4つのゼミ群(人文,社会,自然,地域)に分かれて,1・2年次生合同での探究活動が行われます。地域ゼミ群においては,白石市における行政や民間企業の取組を題材として,例えば,白石市の少子高齢化対策や,白石の伝統産業と観光開発,高齢化と在宅医療のあり方など,それぞれ関心のある課題別のグループに分かれ,フィールドワークを組み入れながら探究活動を行っていきます。秋には,校内のみならず,校外のさまざまな生徒研究発表会において,探求活動の成果を発表することを目指しています。  このように,白石高校では,授業で習得した知識を活用して考える力を身につけ,M&Tタイムにおいて生徒が主体となって調べ,どうすればよりよい社会を実現できるのか,意見交換しながら探究し,その成果を発表することによって「生き生きとした学び」を実現しようとしています。

3 部活動と学校行事が充実しています  ~若いエネルギーがほとばしる学校~
 本校では,若い生徒の多感な生命力を発揮する機会として,部活動や学校行事に力を入れて取り組んでいます。角田高校との定期戦,合唱祭,体育祭,文化祭の4大学校行事においては,若いエネルギーとアイデアがほとばしっています。

 また,部活動は,文化部が17部,運動部が22部と極めて多彩で,文武両道を目指して熱心に日々の練習に取り組んでいます。平成29年度では,箏曲部が県大会で最優秀となり,次年度の全国高校総合文化祭への出場を決めたのに加え,吹奏楽部がアンサンブルコンテストの木管8重奏で東北大会へ出場(銀賞)しています。運動部では,陸上部と水泳部が複数の種目で東北大会へ出場し,水泳の個人では東北大会優勝の種目もあります。さらに,剣道部が強豪校を打ち破って県新人大会3位を獲得し,東北大会へ出場するという快挙を成し遂げました。
 一方,七ヶ宿校の部活動は,前半は全員が運動部に所属し,卓球部と陸上部が毎年全国大会に出場しています。また,秋ころからは全員が文化部に所属して文化祭への取り組みを強化し,一年を通して充実した活動をしています。  

白石高校で,志を持って生き生きと学び,未来の時代をつくろうとする,そんな意欲溢れる新入生をお待ちしています。