学校長挨拶

宮城県白石高等学校長 脇坂晴久



手厚い指導と「新しい学び」で生徒の可能性を伸ばす高校



1 手厚い指導で生徒の力を伸ばします

 本校は,「21世紀の社会を担う人材の育成」を学校教育目標に掲げ,将来,社会の課題改善に貢献できる人材の育成を目標としています。普通科では,進学重視型単位制を取り入れ,国公立大学を中心とした四年制大学への進学を目指しています。昨年度(平成29年度)は,東北大学を含めた国公立大学に61人が現役合格したのに加え,多くの生徒が私立大学に合格しています。看護科においては,高校課程3年間に専攻科課程2年間を加えた「5年一貫教育」による看護師養成を目指し,ほぼ毎年,看護師国家試験の100%の合格率を誇っています。さらに昼間定時制高校の七ヶ宿校は,少人数の特性を生かした「個に応じた指導」により地域社会に貢献できる人材を育成し,毎年ほぼ100%の就職決定率を誇っています。

 以上のような使命を達成するために,本校では生徒との対話を重視した「わかりやすい授業」を中心として,発展的あるいは弱点補強のための個別指導を組み合わせ,さらに自学自習の際に苦手分野の克服をサポートするためのICTツール導入しています。このように,授業,個別指導,自学自習のそれぞれの段階において,職員の手厚い指導とサポートにより,生徒の持つ力と可能性を伸ばしています。

2 充実した高校生活を過ごしています
 本校では,部活動と学校行事が大変に充実しており,角田高校との定期戦,合唱祭,体育祭,文化祭の4大学校行事で若いエネルギーがほとばしっています。部活動は,文化部が17部,運動部が22部と極めて多彩であり,本年度の県総体においては,陸上部が4×400mリレーで第2位に入る快挙を達成するなど大活躍をみせ,水泳部とともに複数種目で東北大会出場を果たしました。また,剣道部,柔道部,ソフトテニス部,山岳部も県ベスト8に入賞しています。さらに,箏曲部の県最優秀・全国高等学校総合文化祭出場,吹奏楽部アンサンブル木管8重奏の東北大会出場,写真部の東北地区最優秀5作品への入賞など,文化部も負けずと活躍しています。 一方,七ヶ宿校も,野球部が定通県総体で準優勝したのに加え,卓球部と陸上部が連続して全国大会への出場を果たしています。

3 新たなチャレンジを融合して,生き生きと学びます
 以上のような文武両道のよき伝統を土台として,現在の学び方改革の動向に対応するため,平成30年度から新しいチャレンジを導入しています。
 1つめは,生徒が希望する4つのゼミ群(人文,社会,自然,地域創生)に分かれた「探究活動」の導入です。このうち「地域創生ゼミ群」においては,グループごとにフィールドワークを組み入れながら,例えば白石市の少子高齢化対策など,どうすれば地域社会の課題を改善できるか,話し合い発表します。さらに「社会ゼミ群」では,国連の提唱する「SDGs(持続可能な開発目標)」の考え方に基づいて,地球規模の課題と向き合い,学びに対する本質的な知的好奇心を高めていきます。
 2つめは,本年度の1年次生から,「ICTを活用した学習支援ツール」を導入したことです。生徒が各自の持つスマートフォンやタブレットを利用して,自ら弱点強化のために苦手分野の動画教材を視聴できることに加え,学習記録やポートフォリオなど,自学自習をサポートするさまざまな機能が用意されています。さらに,各自の情報端末を生かした県内でも最先端の学習スタイル(BYODといいます)を運用するために,学校独自の学習専用Wi-Fi設備を整備しています。
 以上のように本校では,授業で習得した基礎知識を活用して思考・判断する力を身につけさせ,生徒が主体となってどうすればよりよい社会を実現できるのか,考えて話し合い発表することにより,「生き生きとした学び」を実現し,生徒の持つ可能性を伸ばそうとしています。
 白高の充実した高校生活の中で,志を持って学び,新しい未来の時代をつくろうとする,そんな意欲溢れる新入生をお待ちしています。