白高ブログ

カテゴリ:1・2年次

賞状伝達式・修業式が行われました。

 3月22日(金)、賞状伝達式・修業式が行われました。賞状伝達式では、部活動や課題研究、作詞作曲コンクールで表彰を受けた生徒が紹介され、校長先生から賞状を受け取りました。

 その後に行われた修業式では校長先生から、「今年1年はよい1年だったと感じているが、来年もよい1年にするため、春休みの生活には注意してもらいたい」「新入生たちに、高校生とはこのようなものだ、と背中で語れるような先輩になってほしい」とお話をいただきました。

 校歌斉唱の前には隣近所の生徒たちとハイタッチを交わし、今年1年の労を労いあいました。

 今年度はこれで一区切りです。新年度各々が目標に向けて走っていけるよう、この春休みを有効に活用してもらいたいと思います。

合格者体験講話・修了生講話が行われました。

 3月18日(月)の6時間目、合格者体験講話・修了生講話が行われました。普通科は大学に合格を決めた4名の先輩方、看護科は修了生の3名の先輩方から、志望校をいつどのようにして決めたのかや、具体的な勉強法などについてお話を伺いました。今年度は一橋大学、大阪大学を含む複数の難関大合格者がおり、1、2年生はメモを取りながら真剣に話を聴いていました。先輩方のお話から刺激を受け、次年度以降に向けての意識を新たにしていたように思われます。

進路講演・座談会 「科学者ってどんな仕事をしているの?~将来の進路選択に向けて~」

 2月20日(火)の放課後、地域進学重点校改革推進事業として、東北大学金属材料研究所・教授 梅津理恵先生をお招きして、1,2年生の希望生徒を対象とした講演会と座談会が行われました。材料工学、固体物性、磁性材料がご専門の梅津先生は日本女性科学者の会会長や日本磁気学会理事もしておられます。講演会では梅津先生の経験を元にした進路選択についての話や、女性科学者としての生活や視点をご自身の研究内容も踏まえた内容でご講演いただきました。また、その後の座談会では多くの生徒達から質問が出され、一つ一つに丁寧にお答えいただき、参加した生徒達は将来の大学生活についてのイメージを膨らますことができました。

【生徒達の感想】

「理系文系など世の中にある枠組みに囚われすぎないことを大切にして行きたいです。」

「研究室の雰囲気や外国人留学生と日本人の違いなど、ここでしか聴けないことが聴けてとても自分のためになりました。」

「工学部で機械と電子や材料などの小さい物のどちらを対象に研究するかを迷っていたが、スケールが大きいか小さいかって言う違いで興味のある方を選べば良いと分かったので良かった。日本の材料化学はナノテラスなど世界トップレベルなことや金研について知ることができた。室温で磁石にくっつく(金属の)単体が4つしかないのは驚いた。」

【課題研究】ラジオ番組出演 「仙南の廃プラスチックごみ問題について」

◎放送日:2022年10月31日(月),11月7日(月)午後1時15分~

◎再放送:2022年11月3日(木・祝),11月10日(木)午前8時15分~

*11/11 更新
    ラジオ局より、音声データをいただきました。 こちらからお聴きください↓

亘理情報 2022.10.31-11.3 10分45秒 白石高校 ①.mp3

亘理情報 2022.11.7-10 8分 白石高校 ②.mp3

 

本校課題研究Ⅲ群(自然科学群)循環型社会ゼミ1班の生徒達が、岩沼市のラジオ局である「エフエムいわぬま」のラジオ番組「亘理情報」に出演予定です。

 

こちらの班は、一昨年春に発足した研究チームで、仙南の廃プラスチック問題について様々な角度から研究を続けてきました。

今年度は2年生7人が研究を引き継ぎ、ますます活発に活動しています。

 

番組はナビゲーターの窪田美樹さんとの対話形式で、白石高校の「総合的な探究の授業」について、課題研究の中で自分たちが行っている「阿武隈川水系のプラスチックごみ問題」の研究についてなどをお話しさせていただきました。

 

 生徒たちは、今回の経験を糧に更に多くの発表の機会を見つけ、仙南地域のごみ問題解決の糸口を提示できるよう、頑張りたいと話していました。

 

エフエムいわぬまの皆様、本当にありがとうございました。

【課題研究】小学生向け学習会STEP

8月8~10日に本校を会場として,市内の小学5,6年生対象の学習会を開催しました。

主催したのは課題研究の「教育問題ゼミ」に所属する生徒約30名です。

 

 

白石市の教育のために何か自分たちにできることはないかと考え,この学習会を企画しました。学習会には延べ21名の小学生が参加し,それぞれが持参した夏休みの宿題を白高生が教えました。

参加した小学生は,夏休みの宿題が捗り充実した様子でした。主催した白高生にとっても貴重な体験となりました。

 

次回は冬休みの開催を考えています。

課題研究はじまります!

 

 本校の総合的な探究の時間「M&Tタイム」で、今年度の課題研究が本格的に動き出しました。

 2年次はゼミ開きが行われ、1年次は探究基礎講座を受講中です。

 

<2年次:ゼミ開き>

 2年次はゼミ希望調査が終了し、5月24日(火)にゼミ開きが行われました。

 継続研究を行うために同じゼミに入った生徒もいれば、「あのゼミでこれをやりたい!」との決意から移った生徒もいるので、自己紹介や昨年度の活動内容について説明を受けることが主な活動でした。

前期中間考査後は1年生に構想発表会を行う予定です。

探究活動を通して、興味・関心のあることをとことん追求してほしいと思います。

 

<1年次:探究基礎講座>

 1年次はまず初めにオリエンテーションを受け、探究とは何かを学びました。体験や交流によって得られる興味・関心が研究テーマに生かされること、そしてそのために今後コースに分かれて講演を聴いたりグループワークに取り組んだりする予定であることを確認しました。

 是非、自分の興味・関心がどこに向いているのか見つけ、充実した課題研究にしてほしいものです。

 

【課題研究】 外部での活躍

 今年度の課題研究では、各ゼミともに多くの外部発表会にも挑戦しました。また、外部団体と協力して行った様々な活動が各種メディアにも数多く取り上げられました。

 その一部を以下に掲載します。

 

学会・校外の発表会への参加
(1)   みやぎのこども未来博 (表彰なし。互見してアドバイスをしあう発表会)
〇 『肥料用プラスチック殻について』                

〇 『海洋プラスチックゴミの現状とその影響』         

 

(2)   海洋教育フォーラムin仙台
<優秀賞> 『仙南の廃プラスチック問題 ~阿武隈川水系のごみたち~』

 

(3)   みやぎ高校生フォーラム
〇 『ササニシキと白石市を沢山の人へ』                                  

 

(4)   マイプロジェクトアワード2021 in宮城県サミット
<地域特別賞> 『広がれ!白高ササフェス!』            

〇 『白石の魅力をSNSを通し発信』                   

〇 『廃校を活用して地方創生に活かす』                      

〇 『インクルーシブ教育の今と未来』                     

〇 『ペットボトルロケットをより遠くに飛ばすには?              

〇 『水質調査~水質を維持する大切さを伝える~』        

〇 『海にただよう廃棄プラスチック』                        

 

(5)   日本水環境学会・廃棄物資源循環学会東北支部研究発表会
〇 <優秀賞> 『河川の水質調査 水質を維持する大切さを世界へ伝える』

 

(6)   サイエンスキャッスル 東北大会in富谷
 <優秀ポスター賞>  『河川の水質調査 水質を維持する大切さを世界へ伝える』

 

(7)   宮城県宮城第一高等学校探究活動成果発表会 
〇 『白石の魅力をSNSを通し発信」』                   

〇  『ササニシキの魅力を県内から伝える』                 

〇 『蔵王町永野地区の果樹園に分布する巨礫の由来について』          

〇 『海にただよう廃棄プラスチック』                        

〇 『河川の水質調査 水質を維持する大切さを世界へ伝える』  

  

 

メディアへの掲載情報


【新聞・雑誌・広報誌】

【テレビ・ラジオ】

【WEB】

【論文】

 ↑ 2021年10月24日 FMあおぞら出演    2021年1月FMあおぞら広報誌 プレゼントページ

 

2022年3月 白石広報誌 表紙

【課題研究】 宮城第一高校の探究活動成果発表会に参加しました

 3月22日(火)に宮城第一高校にて行われた探究活動成果発表会に、本校の課題研究から5つの班(計25名)が参加しました。

 

 本校の生徒だけではなく、仙台二華高校、宮城野高校、多賀城高校、古川黎明高校の生徒たちも参加しており、この1年間に行った各種活動の成果を互いに発表し学びあい、今後の探究活動への意欲を高めました。

 

 短い発表時間の中でも、視聴者の興味関心をぐっと惹きつける独創的なテーマ設定や、それぞれの学校ならではのアプローチの仕方など、参考になることが多くありました。本校の生徒たちは「自分たちだったらどのように研究を進めるか」などを考えながら、積極的に質問をしていました。

 

 今日の経験を、来年度の課題研究やそれぞれの進路実現に向けて役立てていって欲しいと思います。

 

第1部 宮一代表生徒による全体発表(視聴覚室から各教室へオンライン配信)

・第65回宮城県高等学校社会科生徒研究発表会 奨励賞 「成人」とは 

・令和3年度宮城県高等学校家庭クラブ連盟研究発表大会 ホームプロジェクトの部

 最優秀賞「おじいちゃん,おばあちゃん,これで安心!HAPPY LIFE 大作戦!」

・第40回宮城県高等学校放送コンテスト新人大会 朗読部門 最優秀賞

 木内昇著「よこまち余話」から 花びらと天神様

・第74回宮城県高等学校英語弁論大会 第1部 第3位 「A Message from the Earth」

 

第2部 ポスター発表 (各教室会場 発表5分・質疑3分・移動1分)各3回発表×3グループ

(1)2年次課題研究20題

(2)1年次総合的な探究の時間 分野代表11題

(3)2年次総合的な探究の時間 分野代表11題

(4)1年次家庭科ホームプロジェクト クラス代表7題

(5)美術部・華道部・文学部・書道部作品展示

(6)他校探究活動発表

   仙台二華(2題)・宮城野(2題)・多賀城(9題)・古川黎明(5題)・白石(5題)

【課題研究】 課題研究レポート・ゼミ閉じ

 1月31日~3月9日の期間に、1、2年生は課題研究のまとめとして個人レポートを書き上げました。

 

2月24日には1年間の活動を振り返り研究の概要や研究を通して身につけた力をまとめるとともに、グループ内で読み合って、来年度に向けての課題を話し合いました。

最終日である3月9日には、各班長に年間を通して感想を述べてもらうなどしてゼミ活動を閉じました。

 

今年度の探究活動の時間は終了しますが、1年次は来年度も研究が続きます。さらに研究の内容が深まるよう、引き続き意欲的に取り組んでほしいと思います。

白高生考案!ちーずたくあんおいなり

 本校の課題研究で,地域創生について調査・研究しているツーリズムゼミ2班の生徒が,白石温麺(うーめん)のお店としてお馴染みの「光庵」でメニューを考案しました。「地元の産業・観光を応援したい!」という想いから,白石産ササニシキを使用したオリジナルいなりずし,「ちーずたくあんおいなり」を2月21日(月)~2月28日(月)の期間限定で販売されました。1週間で100個以上売り上げ,お客様からの「満足度アンケート」では大変好評でした。生徒達は,考案した商品が好評だったことを知って,課題研究を頑張って良かったと喜んでいました。

--------光庵での活動の様子--------

 

 

 

【課題研究】白石ホワイトクリスマスマーケット出店!

12月10日(金)~12日(日)、白石市すまiる広場(すまいるひろば)にて開催されたホワイトクリスマスマーケットに、本校課題研究Ⅲ群(自然科学群)循環型社会ゼミ4班・7班が研究を兼ねて出店しました。

 

こちらの班は、課題研究においてプラスチックゴミ問題に興味を持ち、昨年度の秋から河川や海岸のごみを調査して来ました。

今回は、ササフェスにてお世話になった白石市役所の竹田様よりご提案いただき、ポスターの展示とプラスチックごみを封入したアクセサリーの販売、ごみ問題についての周知啓発活動を行いました。

 

生徒たちは、河川上流から流れてきたごみを亘理町の皆さんが清掃してくださっていること、農業に由来するゴミが非常に多く流れ着いていること、砂に紛れて見つけられないほどの小さなプラゴミたちが海岸中に無数にあったことなど、自分たちが調査中に感じた驚きを来場者に懸命に伝えました。

 

ホワイトクリスマスマーケット実行委員会の皆様、本当にありがとうございました。

 

【課題研究】亘理海岸のプラスチックごみ調査

12月19日(日)、本校課題研究Ⅲ群(自然科学群)循環型社会ゼミ4班・7班が、亘理町の荒浜海岸や阿武隈川河口部でプラスチックごみの調査を行いました。

 

こちらの班は、昨年春に生徒2名が新設した研究チームで、学校の近くの河川上流から河口部の亘理町の海岸まで、ゴミが集まっていく様子を一年かけて丁寧に調べてきました。今年度はプラスチックゴミ問題に興味を持つ仲間が10人増え、ますます活発に活動しています。

 

 調査活動の途中で地元ボランティアの方々にお話を伺うことができました。

 大量のごみの中には、無意識に流出させてしまったと思われるものも多くあり、白石市から流れ着いたとはっきりと分かるものもありました。想像以上に多種多様なごみは分類するのも運搬するのもとても大変で、阿武隈川河口部や荒浜海岸の清掃活動についての課題や上流域で生活している自分たちの責任について深く考える機会となりました。

 

 生徒たちは、仙南地域のごみ問題解決の糸口を提示できるよう、今後もますます頑張りたいと話していました。

 

ボランティア団体の皆様、本当にありがとうございました。

第3回 白高ササフェス開催!

11/13(土)、11/14(日)の2日間、おもしろいし市場にて第3回白高ササフェスが開催されました。

 

昨年、一昨年はササニシキの稲刈りの手伝い等も経て当日を迎えておりましたが、今年はコロナウイルスの影響や、試験期間と重なってしまった影響もあり、昨年よりも大幅な活動短縮という状況で当日を迎えることとなりました。その中でも参加した生徒たちは、各々が企画した商品の販売、ワークショップの実施等を行っていき、連日大盛況のうちに終了することが出来ました。

 

以下、課題研究ライフゼミで参加した生徒たちからのコメントです。

 

“第3回白高ササフェスを無事に開催でき、本当に良かったです。今年初めてササフェスのマスコットキャラクター(ササいなり)を作成しましたが、想像していたよりも好評で嬉しかったです。 2年生Sさん”

~マスコットキャラ考案、購入者向けステッカーの作成・配布、塗り絵実施~

 

“ササフェスを行って白石市やササニシキの知識をさらに深めることが出来ました。ササニシキを使用したジェラートは若い人をターゲットにして制作し、見事完売することができたので良い経験になりました。楽しかったです!  2年生Sさん”

~ササニシキジェラート販売、オリジナルトッピング考案~

 

“ササフェスを開催するにあたって、準備の大変さや実施の難しさを感じることが大きかったですが、米粉ドーナツやプリンの開発・販売を通してたくさんの人に関わることができ、とても良い経験ができました  2年生Yさん”

~米粉ドーナツレシピ考案、ササニシキを使用したプリン販売手伝い~

 

“ササフェスでは、準備段階から沢山の人と協力してイベントを作り上げるという一体感を味わえてとても楽しかったです!

自分達で作ったものを売る、研究結果を沢山の人に広めるという貴重な経験ができ、大変嬉しく思いました。参加させて下さったおもしろいし市場の皆さんとササフェス運営班の皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。 2年生Mさん”

~廃プラスチックや稲穂を使ったレジンアクセサリーの販売・ワークショップ実施~

~仙南のごみ問題についての啓蒙活動実施~

 

来年度はさらにパワーアップしたササフェスが実施できるよう、さらに計画を進めて行きたく思います。2022第4回白高ササフェス、楽しみにしていてください!

課題研究中間発表会

 10月11日(月)5~7校時1・2年生による、課題研究中間発表会が行われました。

 課題研究では1・2年生が縦割りで地方創生群、人文社会学群、自然科学群の3群計16ゼミに分かれて研究を行っています。7月より1・2年生合同でのゼミ活動が始まり、今回の中間発表会では研究目的を中心にこれまでの研究内容をiPadを用いて各教室のプロジェクター等に投影し、質疑応答含め約10分間の発表を各教室に分かれ行いました。昨年度課題研究を経験している2年生を中心に生徒主体で発表が行われ、発表を聞いた同じ所属ゼミメンバーから質疑応答やアドバイスなどが飛び交っていました。

 また、白石市や各大学、企業等から40名の講師の方々にも来校いただき今後の研究に対する助言をいただきました。高校生がこの課題研究を行い今の自分たちにできることを考えることの意味や自分事にとらえて研究に取り組むことが将来につながることなど、たくさんの講評をいただきました。

 今後はフィールドワークを実施し、1月末に予定されている課題研究全体発表会に向けて研究を深めていきます。今回の中間発表での経験を活かしメンバーで協力して研究活動を行って行きましょう。

 

科目選択説明会

5月31日(月)の午後,本校アリーナにおいて普通科1年次と2年次を対象に,それぞれ科目選択説明会が開催されました。科目選択は,これからの進路選択に大きく関わってくるため,生徒たちは先生方の説明を真剣に聞いていました。

両年次ともに年次主任の先生から「自分のなりたい姿,なりたい職業について見つめ直して欲しい。科目選択すなわち進路について,この機会に保護者とよく相談しながら考えてほしい」とのお話がありました。その後,各教科の先生方から選択する際の注意点や特徴についてお話がありました。

 

例年は,保護者の皆様をお呼びして説明会を開催しておりましたが,新型コロナウイルス感染拡大防止のため,生徒のみを対象として開催いたしました。すでに一斉メールでお知らせしたとおり,科目選択説明会の様子については,YouTubeにて視聴することができますので,ぜひご覧ください!

課題研究 循環型社会ゼミ オンライン学会参加・入賞

2月6日(土)、第8回日本水環境学会東北支部研究発表会がオンラインで開催され、本校の課題研究循環型社会ゼミの2つの班、計11名が参加しました。

いずれの班も今年度多くの外部発表会に参加しており、発表も質疑応答も堂々とした良い内容でした。

 

他校の発表は、カンボジアやベトナムの水衛生環境を研究するグローバルなものから、身近な雨樋を使った発電機の発明など多岐に渡り、生徒たちは大変刺激を受けた様子でした。他校への質問も積極的に行い、同世代の研究者たちと活発に意見を交換することができました。

 

東北大学、山形大学、東北工大、石巻専修大の先生方の討議の結果、優秀賞3チームが選出され、本校からも1班が受賞しました。

 

参加した生徒たちには、今回学んだことを今後の進路達成や,次年度の課題研究に活かして欲しいと思います。

 

【本校発表演題】

・河川の水質調査 ~水質を維持する大切さを世界へ伝える~ 〈優秀賞〉

 白石川を中心に5つの川の水質を成分的・生物学的に継続調査し、汚染の傾向と原因を究明しようとしている。今年度は白石川中流域に合流する荒川の汚染に言及した。

 

・仙南の廃プラスチック問題~阿武隈川水系のごみたち~

 仙南の河川と海岸のプラごみ問題の現状を調査し、メディアや各種イベント、研究発表会に参加して調査結果を多くの人に伝えている。現在、亘理町の海岸清掃をラジオ局と共同開催するため奔走中。

海洋教育フォーラムin仙台 優秀賞受賞

 

1月30日(土)、第70回海洋教育フォーラムin仙台がオンラインで開催され、本校の課題研究循環型社会ゼミの生徒が参加しました。

海洋教育推進委員会委員長の小林正典先生の講義の後、「海の生物資源を探求する」、「私たちの海のSDGsへの取り組み」、「海をめぐる課題と啓発コンテンツの提案」というテーマのもと、3つの分科会に分かれて発表が行われました。

 

 本校からは課題研究のⅣ群循環型社会ゼミ4班が第2分科会に参加し、仙南の河川と海岸のプラスチックごみ問題の現状について発表しました。

 

コメンテーターとして参加された広島大学や長崎大学の先生方をはじめ、非常によく似たテーマで研究活動をしている他校の生徒の皆さんと意見交換をすることができ、大変有意義な時間となりました。

 

 司会進行をしてくださった仙台城南高校の脇坂先生(前本校校長)からもお褒めの言葉をいただき、参加した生徒は今後の探究活動や進路目標達成に向けて、ますます意欲が湧いた様子でした。

 

後日、公益社団法人日本船舶海洋工学会海洋教育推進委員会より「優秀賞」の賞状が届きました。

受賞した皆さんおめでとうございます。

プラスチックゴミ問題についてラジオ番組で発信しました

11月29日(日)、本校課題研究Ⅳ群(自然科学群)循環型社会ゼミ4班が、亘理町のラジオ局である「FMあおぞら」のラジオ番組「週末なび」に出演しました。

(*12月29日(火)14:00~再放送決定)

 

こちらの班は、春から始まった課題研究においてプラスチックゴミ問題に興味を持ち、学校の近くの河川上流から河口部の亘理町の海岸まで、ゴミが集まっていく様子を丁寧に調べてきました。

 

今回は、調査の際にお世話になった仙台市の環境系学生団体「海辺のたからもの」の代表の方にご紹介いただき、株式会社エフエムわたり様より出演依頼をいただいての参加でした。

 

番組はパーソナリティの吉田圭さんとの対話形式で、白石高校の「総合的な探究の時間」の授業の中で国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDG‘s)」をテーマとして行っている課題研究についてや、自分たちが行っている「阿武隈川水系のプラスチックごみ問題」の研究についてなど、約一時間もの間お話しさせていただきました。

 

 生徒たちは、今回の経験を糧に更に多くの発表の機会を見つけ、仙南地域のごみ問題解決の糸口を提示できるよう、頑張りたいと話していました。

 

FMあおぞらの皆様、環境系学生団体「海辺のたからもの」の皆様、本当にありがとうございました。

白石川水質調査・プラスチックゴミ回収

 

 8月6日(木)、課題研究Ⅳ群の白石川水質調査班と海洋プラスチック調査班が、合同で白石川にフィールドワークに行きました。水質の指標となる水生昆虫を集めたり、化学的検査用に河川の水を採取したりすると共に、川の周囲や川底のゴミを集めました。ほんの数十分のうちにゴミは山のようになり、生徒たちはもちろん引率した教員も大変驚きました。

レジ袋、空き缶、ペットボトルなどの一般ゴミの他、肥料や農薬の袋、花火、タイヤ、リプロデルタ(土地の境界杭)までありました。(*写真のゴミはほんの一部です。)

 生徒達は河川や海洋のゴミ問題の深刻さを改めて感じ、この状況を多くの人に知ってもらいたいと話していました。

今回見つけたゴミは課題研究のデータとして使用した後、ゼミ員で協力して分別し、適切に処分いたします。

マスクケース1000枚をいただきました

8月6日(木)、株式会社TBM様より、マスクケース1000枚をいただきました。

白石市に工場があり、SDGs目標への貢献・持続可能な循環型イノベーションを目指している企業であるため,課題研究の一環として,生徒が研究訪問したという経緯があります。校長、生徒会長、課題研究でお世話になった生徒たちが、マスクケースを受け取り、生徒会長が「環境に優しい新素材を開発している会社が、地元にあることを嬉しく思います。今後、御社と学校との関係がより深まり、白石高校が社会に貢献できるようになるよう、さらに研究に取り組んでいきたいです。」とお礼の言葉を述べました。

このマスクケースは、TBM様が自社開発された新素材のライメックスという石灰石で作られており、環境に優しいということです。

東北財務局さんによる特別授業が「広報しろいし(白石市広報誌)」に掲載されました

白高ブログでも紹介した東北財務局さんによる授業が,広報しろいし(白石市広報誌)8月号にも掲載されました。

本校が「白高ササフェス!」でも関わった米作りや地域おこし協力隊竹田さんなど,白石市の地方創生に関わる記事も2~3ページに紹介されていますので,白石市広報紙へのリンクも紹介しておきます。

「広報しろいし2020年08月号を掲載しました」

課題研究 地方創生群 白石地域おこし協力隊竹田さんの講演

7月27日(月)7校時,課題研究地方創生群に所属する生徒154名は,白石市地域おこし協力隊の竹田祐博さんから講演いただきました。

竹田さんは蒼塵窯,アオの陶芸家です。そして白石市地域おこし協力隊の第1号。もともとは関西出身ですが,大手家具屋を経て,白石市で地域おこしをしながら,自然の美しさを投影する作品を作っています。白石市の農林課に所属し,昨年行われた「第1回白高ササフェス!」成功の立役者でもあります。講演は「Classi」を用いて生徒へアンケート調査を行い,そのデータを元にお話を進めるという導入で生徒を引き入れてくださいました。そして竹田さん自身の人生を振り返りながら,白石市の魅力を語りつつ,地方創生群で課題研究を行う生徒へ檄を入れてくださいました。

竹田さんの地方創生にかける熱い想いを受け取った生徒の今後の活動に期待したいと思います。竹田さん,お忙しいなかの講演,ありがとうございました。

なお,竹田さんのfacebookアカウントを紹介しておきます。

白石市地域おこし協力隊ー竹田よしひろ

第2回,東北財務局の髙橋さん,熊谷さんによる講義

7月20日(月)7校時,課題研究の時間に,第2回東北財務局の高橋先生,熊谷先生による講義が行われました。

高橋先生の授業は160名の生徒が在籍する5ゼミ5教室をZoomで結び,iPadをTVカメラのようにしながら,高橋先生が各教室をレポーターのように回って話しをするという,初の試みを行いました。さらに生徒6人一組ほどで,財務局さんが持参してくださった30台のタブレット,白石市の財政をシミュレートするソフトを用い,市長になったつもりで政策と予算配分を考え,発表しました。45分という短時間のなかで,無線ネットワークが不調とトラブルも発生しましたが,生徒達はよく考えて新たな知見を得た様子でした。

また,熊谷先生の講義は,経済ゼミの26名が参加しました。家庭規模で金融を考え,多重債務やお金との関わり方についてさらに深く学んだようです。

これで2回に分けて行われた財務局の先生方による授業は1度終わりますが,今後も連携して研究を継続する班が出てくることを期待したいと思います。

課題研究 東北財務局による講義

7月13日(月)7校時,課題研究の時間に,東北財務局の高橋先生,熊谷先生による講義が行われました。

高橋先生の講義は,地方創生群5ゼミの160名がアリーナで聴講しました。白石市の財政に関わるお話を伺い,市長になったつもりで市の財政について提案するという内容です。人口が減り高齢者が増加して税収が減るなか,どのような施策で市を活性化するのかを考えます。

熊谷先生の講義は,経済ゼミの26名が参加しました。家庭規模で金融を考え,多重債務やお金との関わり方について学びます。

今回の講義は,先日締結された四者協定により実現されました。当日は東北財務局総務部総務課長であり,地方創生コンシェルジュの大山佳孝様をはじめ,財務局の方々が11名も来校いただき,講義の様子をご覧いただきました。

次回20日(月)にも高橋先生や熊谷先生に来校いただき,今日の学びを踏まえて深めていく予定です。

1・2年次科目選択説明会

 7月8日(水)5~7校時に、前半は1年次、後半は2年次の普通科生徒を対象に科目選択説明会が開かれました。例年は5月の開催で希望する保護者も参加可能でしたが、コロナ禍のため生徒のみでの実施となりました。

 両年次とも、年次主任や進路指導部の先生方から、「自分のなりたい、あるいは向いている職業について見つめ直し、科目選択すなわち進路について保護者と相談しながらよく考えてほしい」旨の話がありました。その後、各教科から選択する際の注意や特徴、手続きなどの話しがありました。

 大学進学など、自分の進路について真剣に考える良い機会にしてほしいと思います。

 なお、保護者対象の科目選択説明は、1年次は7月11日(土)に、2年次は7月18日(土)の年次PTAのなかで行う予定です。ご不明な点があれば担任にご相談下さい。

6月22日の課題研究 『身につけたい力を考える』

今日の課題研究も1・2年生が協働で行いました。今回はこれまでの取り組みを振り返り,探究活動で身につけたい力についてブレインストーミングを行い,KJ法でまとめました。

29日からは,それぞれ選択したゼミごとでの活動となります。『身につけたい力』を得るため,2年生は昨年度を上回る活動を,1年生は先輩の背に学びながら一生懸命に研究に取り組んでください。

課題研究 昨年度の研究紹介

6月15日の課題研究は『昨年度の研究紹介』でした。

 昨年研究を行った2年生が,今年度初めて研究を行う1年生へ,自分の研究内容や反省,思いをそれぞれ発表しました。一人3分という短い時間でしたが,研究報告書を使ったり,プレゼン資料を印刷配布したり,iPadでプレゼンを行うなど,それぞれが工夫して熱く語っていました。それぞれが感想や分かったことをワークシートにメモしました。ワークシートのメモは各自Classiのポートフォリオに記録するよう指示されています。また,付箋に感想を書きこみ,それぞれの発表者に渡しました。なお,司会進行は探究係の生徒であり,今回がその初仕事でした。係の皆さん,お疲れさまでした。

 今年度初めての1・2年生縦割り協働の学習でしたが,ほどよい緊張感のなか,2年生は先輩として研究を牽引する心構えを,1年生は研究に臨む気持ちを高める良い機会となったでしょう。

 いよいよゼミ分けとなります。2年生は研究を継続して欲しいところですが,1年生はどんなゼミに入るのでしょうか?17日がゼミ希望アンケートの〆切になります。

課題研究オリエンテーションⅠ・Ⅱ

 6月9日(火)は1・2年次ともに課題研究オリエンテーションでした。内容は『今年度の「課題研究」について』と『「先輩からの応援メッセージ動画」の視聴』の2つです。

 コロナ対策のため,体育館に全生徒は集まれません。そこで校内Wi-FiとiPad,遠隔会議アプリのZoomを利用し,1年生は校内配信で実施しました。まず,担当の先生による探究活動計画の概要説明が行われ,次に研究に協力いただく東北財務局より研究内容紹介動画が配信され,さらに担当者の方が校外からZoomに参加し,直接生徒へへお話いただきました。最後に,昨年課題研究に取り組んだ3年生から,今年度取り組む後輩への応援メッセージ動画を配信しました。

 2年生は各教室で担任の先生からオリエンテーションいただいた後,次週15日(月)に1年生へ向けて昨年度の研究内容を紹介する準備を行いました。

 1・2年生のゼミ選択は17日(水)までに行われ,29日(月)からは17ゼミでそれぞれの活動,研究となります。授業と部活にと忙しいところですが,社会課題に目を向け,高校生に出来ることを研究,行動していきましょう。

課題研究スタート

 本校の課題研究は「研究する力」「発信する力」「書く力」の育成を目標とし,地方創生やSDGs等の社会課題をテーマに1・2年次縦割りの協働学習で行っています。

 6月8日(月),1・2年次の探究の時間,課題研究がスタートし,『SDGsと社会課題を知る』をテーマに行いました。コロナ禍がなければ,4月に講演とパネルディスカッションを計画していました。それをZoomを利用して別に実施し,その録画を編集して教材にしました。講師は一般社団法人ディレクトフォースの以下お三方の講演と,昨年度課題研究優秀班の3年生6名です。東京在住のお三方にはご経験を元に,MDGsからSDGsの変遷をはじめ,社会で求められる力と探究活動で身に付く力,看護科への応援メッセージと,熱い思いとともに貴重なお話いただきました。

 

藤村 峯一(ふじむら  みねかず) 氏 

 ジョージア工科大学修士ブリヂストン常務執行役員、米国本社CAO米国駐在12年(留学を含む)、欧州本社会長兼社長ベルギー駐在。

野口 明彦(のぐち あきひこ) 氏

 シンシナチ大学助教授。1992米国セントルイス同大学小児病院小児科教授、 慶應義塾大学医学部小児科客員教授。2017年米国セントルイス大学 小児病院小児科を名誉教授として退任。

盤若 浩孝(はんにゃ ひろたか) 氏

 東レ(株)/東レ・デュポン(株)役員。人事諸制度の企画・運営、労使関係、雇用管理など、国内・海外の人事・勤労管理を担当。タイ・インドネシア 駐在 計7年。元東京地裁労働審判員。

 

実施内容は以下のとおりです。

 ①講演をClassiや特設サイトを利用して先に視聴する。

 ②各自で講演内容をまとめた3分間動画を作成する。

 ③クラスで動画を相互に視聴し,ワークにまとめてSDGsや社会課題を知る。

 コロナ対策のため,対面で声を出しての活動は難しいと,各自自作した動画で相互に内容を紹介する試みです。難しい内容との予想に反し,まるでテレビ番組の一場面のように動画を作成し発表する生徒も複数おり,「発信する力」の発揮に驚かされました。

 今日の学習をもとに,今後の「研究する力」「発信する力」「書く力」を成長発揮し,より良い社会の実現に向けた研究活動を行っていきましょう。

課題研究ポスターセッション全体発表会

 1月27日(月)に本校アリーナにて、1,2年次合同の課題研究全体発表会が行われました。

当日の日程と発表グループ内訳は以下の通りです。

9:25~9:50 開会式

10:05~11:25 グループA・B発表

12:10~13:35 グループC・D発表

14:00~14:55 最優秀班による発表

15:05~15:40 閉会式・講師講評

 

  東北大学や宮城教育大学、福島大学から大学の先生など10名を講師としてお招きし,最優秀班グランプリの審査も含めてご指導頂きました。講師の先生方は、10月に行われた「課題研究中間発表会」にお越しいただいた方々がほとんどで、前回と比較してどのように研究が深化したのかも見ていただいきました。講師の先生方は以下の通りです。

白石市役所総務部地方創生室長 日下 忠績 氏 

東北大学大学院国際文化研究科副研究科長 教授 劉 庭秀 氏 

東北大学工学部・大学院工学研究科 教授 及川 勝成 氏 

宮城教育大学教育学部理科教育講座 准教授 小林 恭士 氏 

宮城教育大学上廣倫理教育アカデミー 特任准教授 小関 俊昭 氏 

福島大学農学群食農学類農業経営学コース 教授 荒井 聡 氏 

福島大学教育推進機構高等教育企画室特任 准教授 前川 直哉 氏 

福島大学アドミッションセンター 特任准教授 新藤 洋一 氏 

東北大学大学院国際文化研究科 前期博士課程 小山内 詩織 さん 他,宮城教育大学生1名

 前半は「ポスターセッション」という形式で、全59班が自分たちの研究をまとめた1枚のポスターをパネルに掲示して発表しました。昨年度から1,2年生が合同で発表する形式となり今年で2年目となりました。また、研究の内容についても昨年度からSDGsという国連が定める17の目標に基づき、地域活性化を目指して白石に密着したものから広くは世界のためになるものまで様々な研究を行ってきました。

 発表の際は、最初こそ緊張している班が多く見受けられましたが、だんだんと慣れてくると身体も大きく使ってプレゼンをするようになっていました。見学している生徒たちも真剣に聴いていて、発表が終わったら積極的に質問をしている生徒もいました。教員も生徒の発表を見て周り、質問やアドバイスなどをしていました。

 ポスターセッションの後は各群の最優秀班が発表され、それぞれが全体に向けて発表を行いました。最優秀班は以下の通りです。

Ⅰ群:地方創生ライフゼミ2班「高校生主体のイベントで白石市活性化を図る」

Ⅱ群:人文科学持続可能ゼミ3班「そのゴミ、本当にごみですか?~私たちのリユースとリサイクルで未来へ…!~」

Ⅲ群:社会科学世界の格差ゼミ3班「遺児の教育格差」

Ⅳ群:自然科学循環型社会ゼミ2班「河川の水質調査~水質を維持する大切さを世界へ伝える~」

 59班から選ばれた代表だけに、内容も非常に練られており、最終的にグランプリに選ばれたⅣ群の最優秀班は、講師の先生方から「基礎的な研究の下地が出来ており、高校生の研究として全国大会レベルにも匹敵する」との評価もいただきました。来年度の課題研究では各班とも、さらに内容を深めていってほしいです。

 1,2年生の合同研究、SDGsに基づいて行うなど現在の形の実施も2年目となり、生徒たちの頑張りや研究意欲で素晴らしいものになりました。来年度の課題研究では現在の形で3年目という節目を迎えることになります。より充実した研究発表ができるよう、さらなるパワーアップを期待しています。

 また、今年の2年生の多くは班長として積極的に研究活動をリードするなど、主軸となって活動してくれました。来年ある受験や社会に出たときに今回の課題研究で培ったスキルが少しでもプラスになってくれたら幸いです。

 まだまだ課題研究は終わりませんが、この全体発表で一区切りとなります。1,2年生のみなさん本当にお疲れ様でした。また、今回は県内の高等学校や管内の中学校の先生方、塾関係者、フィールドワークでお世話になった企業や団体含め地域の方々、保護者の方々など、各方面から多数ご来場頂きました。講評を頂いた講師の皆様、ご来場された皆様、本当にありがとうございました。

課題研究・ゼミ活動⑤

 9月9日(月)の4校時から7校時にかけて1、2年生を対象とした課題研究ゼミ活動が行われました。今回の活動はフィールドワーク・フィールドリサーチを行うことをメインに4校時分の時間を割いて実施しました。全体58班のうち、半分近くの班が、事前にアポを取るなどして校外に出ての調査活動を行いました。校内に残った班も、さらに研究を進めたり、図書館やPC室を使った情報収集・調査活動を行うなど、研究のためにまとめて確保した時間を有効に活用していました。中でも、社会科学の群の「世界の貧困」のゼミについては、青年海外協力隊や国際協力関連で海外在住・留学経験があり、丸森町で地域おこし等で活動されている玉川さんと水車さんを外部講師としてお招きし、アフリカ・ナミビアや台湾・フィリピンでのご自身の経験から、それらの地域での貧困状況と、実は日本や身近で起きている貧困も同様に世界とつながっているということについて、プレゼンやグループワークを活用しながらご講話いただきました。また、同じ社会科学の群の「世界の格差」のゼミについては、本校の卒業生で現在ハワイに留学中の大学生に、LINEとテレビ電話を活用して、ハワイと日本の格差・差別の様子について、医療面や教育面などで実際に肌に感じていることを比較しながらお話しいただきました。

 今後、フィールワークやその他の活動で得た情報を分析して、まずは10月28日に行われる中間発表会で大学の先生方をお招きし、各ゼミ毎これまでの研究の軌跡を発表します。保護者や地域の方々にも公開しますので、ぜひお越しください。

課題研究・ゼミ活動④

 6月24日(月)の7校時に1,2年生を対象とした課題研究ゼミ活動が行われました。今回でゼミ毎の活動は4回目です。今日は班分けに向けて、グループに分かれて自分たちの興味・関心を出し合いながら実際にキーワードやテーマについて話し合いを行いました。地方創生の群の5つのゼミについては、白石市地域対策室の方を外部講師としてお招きし、「白石市の現状とこれからの地域創生に向けた課題」について、白石市で現在取り組んでいる施策や有用な観光資源などについて紹介してもらいながらご講話いただきました。さらに、白石高校生とどのように連携していきたいかなどについても言及していただき、白高生からも多くの質問が出るなど、双方向のやり取りも行われて生徒にとってはとても有意義な時間となったようです。

 課題研究について、各ゼミそれぞれ探究活動の方向性が見えてきたようです。今後の研究の広がりに期待したいと思います。

課題研究・ゼミ活動②

 6月10日(月)の7校時に1,2年生を対象とした課題研究ゼミ活動が行われました。先月のゼミ開きを受けての2回目のゼミ毎の活動です。今日はキーワードの重要性や言葉の定義,文章のビジュアル化,問い立ての仕方など,課題研究のノウハウについて学びました。中でも、「ジェンダー」について考えるゼミでは、「ジェンダーは性差に関する固定観念を疑うことから始まる…」という形で、教師が熱く問題提起をする場面も見られました。

 課題研究についての基本的な手法について学びながらも,各ゼミそれぞれ独自の探究活動も少しずつ始まってきました。今後の研究の広がりに期待したいと思います。

 

1・2年次科目選択説明会

 5月27日(月)5~7校時に、前半は1年次、後半は2年次の普通科生徒を対象に科目選択説明会が開かれました。大学を選ぶ際に、密接に関わってくる科目選択の説明を、保護者と生徒がともに聞く機会となりました。

 両学年とも、年次主任や進路指導部の先生方から、「自分のなりたい、あるいは向いている職業について見つめ直し、科目選択すなわち進路について保護者と相談しながらよく考えてほしい」旨の話がありました。その後、各教科から選択する際の注意や特徴、手続きなどの話がありました。また、保護者対象の個別相談会も設けられました。

 大学進学など、自分の進路について真剣に考える良い機会にしてほしいと思います。

課題研究オリエンテーションⅢ・ゼミ開き

 5月20日(月)の6,7校時に1,2年生を対象とした課題研究オリエンテーション,ゼミ開きが行われました。地域的(地方創生),世界的(SDGs)な課題を扱った研究は今年度が2年目です。4群17ゼミで実施され,1,2年生が縦割りで行う研究ですが,2年生は昨年経験しているだけに,1年生を牽引する役目を見事に行っている様子でした。今日は自己紹介等のアイスブレイクのあと,昨年の研究内容の確認,今年度の流れ,研究手法,データの扱い方について2時間を使い学びました。

先生方はそれぞれアイスブレイクや研究の教授法を工夫されており,中にはSGSsのカードゲームを導入に用いて生徒の興味・関心を引き出そうとしている先生もいました。今後,本格的に始まる研究が楽しみになりました。

課題研究オリエンテーションⅠⅡ

本年度の1,2年次生合同課題研究が始まりました。

本校の課題研究は地域創生,社会科学,人文科学,自然科学の4群で行っています。テーマには地域の抱える諸問題や,世界的課題であるSDGsを扱うことで問題意識を高め,社会に貢献できる白高生を目指しています。また年次縦割り班で研究することで,先輩から後輩へ手法や内容を継承されることを狙っています。

 本日はその第1回として1,2年次生徒対象に課題研究オリエンテーションが行われ,東北大学大学院国際文化研究科の大窪和明先生をお招きし,「SDGsと探究活動について」と称して講演をいただきました。様々な研究手法やデータの見方,SDGsとは何かを説明していただきました。

その後3年次生も合流し,昨年度の課題研究87班中の最優秀班である4班が,研究の手本として発表してくれました。最後に,宮城教育大学の小林恭士先生に講評をいただき,「自分の高校生時代にもこのような研究を行ってみたかった。白石高校生が羨ましい。ぜひ頑張って下さい」との励ましの言葉をいただきました。