匿名で百万円を寄附いただきました
白石高校に匿名で百万円が届きました。思いのこもったお手紙と,新型コロナで「夏休み短縮」が記事にされた新聞も同梱されていました。コロナ禍にある後輩生徒への励ましと捉え,先輩からの思いを伝えるとともに,大切に活用させていただきます。本当にありがとうございました。
以下にお手紙の内容を紹介いたします。
私は来年(令和三年)で古来より「古稀」と呼ばれる70歳を迎えようとする昭和45年3月に卒業した者です。
私の時代は入学式の際に井桁に高の紋章入りの表札が配られていましたし,下駄を履くことで「白高生」になれたと実感できました。
1年時はまだ木造校舎を利用しており,1クラスが50名であり,5クラスまでありました。蔵王強歩や校内マラソン大会,それに伝統の対角田高定期戦等の沢山の行事があり,今でも懐かしく思い出されます。そして2年生の時には横山大進校長が急逝されるという衝撃の出来事がありました。
白高卒業後には大学に進学しました。
そして平凡なサラリーマンとしての人生を過ごすことができました。
退職後数十年経過しており僅かですが貯えの一部である,この百万円を寄附したいと思います。
学校の図書や備品を購入したりする際の一助になれば幸いです。
令和2年5月