白石高等学校ニュース(ブログ)

高校課程の卒業式・専攻科の修了式が行われました

 3月1日(金)午前、御来賓を迎えて、高校課程の卒業式が行われ、全日制普通科(232名)・同看護科(38名)・定時制普通科(七ヶ宿校20名)の3年生(合計290名)が巣立ちました。

 各クラス代表に卒業証書が授与されたあと、学校長は式辞で、「次世代を思いやる利他的な倫理が大切」と述べている世界的な知識人ジャック・アタリ氏と、その理念を具現化し、海洋プラスチックごみ回収システムを開発したオランダの若者・ボイヤン・スラットさんの話を取り上げました。その話を通して、「何とかしなければ、自分自身も含めた人類と地球全体の未来が危うい」と感じる感性と、「自分自身の未来も明るいものにしたい」という希望とを重ねて行動している彼らと同じように、卒業生諸君が本校で培った「他者とともに創り上げる力」と「人としての根源的な優しさ」を生かし、様々な世界において、自分たちの未来を明るく豊かなものにするために力を尽くすことができると信じます、と話されました。PTA会長の祝辞に続いて、在校生代表の送辞と卒業生代表の答辞が交換されました。最後に全員で校歌を斉唱しました。昨年度末に広島に転勤した卒業生の2年次クラス担任の先生も、わざわざ遠くから卒業生の祝福にお越しくださいました。

 午後からは、専攻科看護科の修了式が行われ、2年生38名が巣立ちました。
 学校長は、修了生一人ひとりに修了証書を授与したあと、式辞で、医療ドラマ『コウノドリ』の新人医師が、自分の未熟さを自覚し、「どんな小さな命にも,今よりももっといい未来を届けることができる」よう決意し直すという話を取り上げました。その話を通して、生と死の狭間に立たされる医療現場で「最も大切なことは、つまずきの経験の中から、自分の足りなかった姿に気づき、あるいは真の願いを再発見して再び立ち上がること」であり、自分の非力さを痛感させられる場面があったとしても、本校で培ってきた力を基に、その痛みに耐えて再び前を向き、一つ一つの困難を乗り越え、自分にもっと誇りを持てるように頑張って欲しいと激励しました。さらに,「どんなに辛くても、どんなに忙しくても、皆さんの仕事には皆さんにしかできない価値がある」ので、病に苦しむ人たちに、穏やかな安心感と治療に立ち向かう勇気を与え、今よりももっといい未来を届けることを目指して、末永く活躍されることを願っています、と話されました。在校生代表の送辞と卒業生代表の答辞が交換され、最後に皆で校歌を斉唱しました。なお、修了生の看護師国家試験の合格発表は3月19日(木)になりますが、合格を前提に全員の進路(就職先・進学先)が決まっています。

 今年の卒業式及び修了式は、新型コロナウィルス感染拡大防止のために在校生を出席させないなど規模縮小で実施する異例のものとなりました。それでも、例年と同じように厳かな雰囲気の中で式は実施され、友との別れ、後輩との別れ、恩師との別れ、学校との別れが、随所で感動的に行われておりました。卒業生・修了生の栄光ある前途を祝して檄を飛ばします。「必勝!白高!!」