第73回生徒理科研究発表会
11月10日(火)に,東北大学工学部サイエンスキャンパスホールにて第73回生徒理科研究発表会が行われました。発表題目数は物理15題,化学37題,生物36題,地学25題で,うち本校科学研究部は生物班が3題,化学班は1題の出展でした。
化学班は今年度6月に入部したメンバーのみでの発表でしたが,三年生から引き継いだテーマを熱心に探究し,堂々とした発表ができました。発表会直後から来年度に向けて新しい実験のテーマや手法を考え始めるなど,次へのやる気を与えてくれる経験となったようです。
生物班は、昨年度の理科研究発表会直後からスタートした研究で、部員たちが自粛期間中も実験や調査、観察を繰り返し,データを集めたものでした。
特に「穀物害虫(ミルワーム)によるプラスチックゴミの分解」は、昨今の脱プラスチックの流れもあって審査員の注目を集め,「部会長賞」(県3位)をいただきました。発表会直前まで、一般社団法人みのり様の「みのりラボ」に通わせていただき、器具をお借りして行った実験が評価の決め手となったようです。みのりラボの皆様には遅い時間まで本校の研究にお付き合いいただきました。様々なアイディアを貸与くださったみのりラボの皆様、本当にありがとうございました。
コロナウイルス感染拡大防止の観点から、他校の発表を見ることはかないませんでしたが、今回の参加を通して,本校科学研究部生徒はより一層科学への興味が深まったように感じました。
【化学】
「鉄を含むクリスタルガラスの色調とナトリウムイオン量の関係」 優秀賞
【生物】
・「穀物害虫(ミルワーム)によるプラスチックゴミの分解」 部会長賞
・「グルタミン酸によるトマトの糖度の変化」 優秀賞
・「白石市における梅花藻の生育環境調査と人工繁殖法の検討」 優秀賞