新年の全校集会
1月7日(火),冬休みが終わり本日より授業開始です。大掃除のあと全校集会が行われ,校長先生の講話がありました。
「地球の温暖化によって地球を冷やす役割を持つ北極の海氷が溶け始めるなど,北極海の温暖化が特に進んできている。それにより,太陽光の反射率(アルベド)が下がり,永久凍土が溶けてメタンガスが放出され,中緯度上空を吹くジェット気流の蛇行にも影響を及ぼし,異常気象の要因にもつながっている。地球は,北極の海氷や凍土,大気の循環などの役割をつなげて,1つのシステムとして極端な気候に陥らないようバランスを保ってきた。ところが,今,そのバランスが崩れ始め,人類は『地球の限界(プラネタリー・バウンダリー)』を越えつつある。私たちは,『地球システム』を守れるかどうかの分岐点に立っている。しかし,私には地球への危機感とともに,白高生への希望がある。このような時代に生きていることを感じとり,課題研究で地方創生やSDGsを扱ったテーマを外部大会で発表し,表彰された班がある。よりよい未来をつくる志を語ってくれた生徒や,自ら行動を起こし始めた生徒もいる。この1年も,さまざまな知識を吸収し結びつけ自ら考える力をつけると同時に,よりよい社会を作るために心を動かしていこう。白石高校生に大いに期待している。」と話されました。
社会をより良くするために学び,力を発揮する白石高校生であって欲しいという校長先生の思いを感じる講話でした。