白高ブログ

白高生の生活を紹介

定期戦を終えて

 高等学校の現場でコロナ禍の影響を最も深刻に受けたのは応援活動だったかも知れません。白角定期戦は令和2年度、3年度と二年間中止を余儀なくされ、復活した令和4年度も、各部ごとの個別開催と、これまで行われてきたスタイルとは大分違ったものになりました。昭和の時代から延々と続き、女子校との統合後も受け継がれてきた白高伝統の全校応援も、全校生徒が屋外でなければ集まれないという制限に加え、折悪しく第二体育館工事も加わり、校地内のグラウンドが使えないという極めて困難な状況下にありました。

 しかし、そんな中で応援団幹部と昨年度新たに結成された白龍団の諸君は、地道に練習を続け、白高伝統の演武を少しも衰退させることなく、立派に受け継いでいたのです。ZOOMを使ってのアリーナと各教室同時進行での応援練習。そんな形態で果たして成立するのか?という危惧を跳ね返す盛り上がり。入学して間もない1年生もとてもよく頑張りました。応援団・白龍団は勿論ですが、コロナ禍のもと、じっと雌伏の時を過ごしていた白高生全員の心意気を感じました。そして4月21日の5・6校時に旧白高グラウンドで行われた全校生徒による応援練習は、白高生みんなの思いがお城山に響き渡る、感無量の行事となりました。

 定期戦自体は昨年度の各部毎の分散開催から、今年度は同日の集中開催へと変わりました。5月20日の定期戦当日、折からのコロナ再燃で直前に中止を余儀なくされた種目もありましたが、開催された男女ソフトテニス、男女卓球、女子バレーボールの選手たちは臥牛ヶ丘で溌剌と躍動し、応援団、白龍団、選手保護者の皆様、そして人数制限のかかる中敢えて志願し駆けつけた一般生徒諸君とが一体化した、これこそ定期戦という熱い戦いを繰り広げました。

 生徒数の減少、学校行事の精選など、社会状況は変化し、昔日のような仙南地区の覇権をかけた定期戦の開催はもはや難しいのかも知れません。しかし、母校の看板を背負って戦う選手たちを全校生徒で応援する精神や、それが当たり前だという学校の雰囲気は何としても受け継いでいかねばならないものなのだろうと感じました。

<応援練習>

<定期戦当日>

 

【箏曲部、吹奏楽部、茶道部】芸術の一日でした!

 5月28日(日)箏曲部と吹奏楽部の定期演奏会と、茶道部の校外茶会が開かれ、芸術に触れた一日でした。

  

<箏曲部>

 白石市の古典芸能伝承の館 碧水園 能楽堂で、箏曲部による定期演奏会が行われました。

 3年生4名による息の合った演奏や、入部して二ヶ月足らずの1年生による演奏が披露されました。箏曲部のテーマ曲である「明日があるさ」では観客も手拍子を行い、会場が一体となって盛り上がりました。アンコール曲の「千本桜」は、力強さと技術の高さが見られる素晴らしい演奏でした。

 

 大分緊張していたようで、中には思うように演奏できず悔しがっていた生徒もいました。これから2・3年生は7月の全国大会に向けて、1年生は新たな曲の完成にむけて練習していきます。文化祭ではさらに成長した姿をみせることができると思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

顧問より

 

<茶道部>

 茶道部は、同じく碧水園の茶室で茶会を開き、多くの来場者で賑わいました。3年生を中心に三畳台目の小間と立礼式の広間の二席で、お客様をおもてなししました。

 掛軸は「禧」で、本校の書道部に書いてもらったと紹介がありました。この日を迎えられたことへの喜びと、いろいろな人との繋がりを感じられた茶会でした。

 

 ここ数年、コロナ禍でなかなか思うように活動ができず、広くお客様をお招きするお茶会は、3年生も入学以来初めてとのことでしたが、引退前の最後のお茶会をこのような形で実施できたことを、大変喜んでおりました。3年生はこれで引退となり、1・2年生は白高祭に向けての活動となりますので、それぞれ生徒たちへ激励いただければ幸いです。

顧問より

 

<吹奏楽部>

 大河原町の仙南芸術文化センター(えずこホール)で行いました。

 第1公演のオープニングは「オペラ座の怪人」で、ミュージカルの世界に引き込まれる演奏から始まりました。Popsメドレーでは部員たちの歌やダンスがあり、手拍子や歓声も上がって大いに盛り上がりました。曲目の一つ「パイレーツ・オブ・カリビアン」も、劇中の世界観が歌とダンスそして演奏で表現され、圧巻のパフォーマンスでした。

 

 来場者は2公演合わせて約1000名で、多くの生徒諸君・保護者・先生方にもご来場頂きました。心より御礼申し上げます。

顧問より

 

 

三高探究の日に参加しました

 5月16日(火)に宮城県仙台第三高等学校で行われた「三高探究の日」に、課題研究の教育問題ゼミ「STEP」と、省エネ・循環型社会ゼミ「バイオエタノール」「荒川の汚濁原因を解明しよう」の3つの班が本校代表としてポスター発表での参加をしてきました。

 「三高探究の日」は課題研究の集大成となる発表会で、本校でいう全体発表会のことです。1日がかりの行事で、代表生徒が参加したのは午前の部のポスター発表です。会場には本校以外にも、宮城野高校・角田高校も参加しており、三高のポスター発表とともに発表させていただきました。三高の生徒達や先生方・来賓の方々など、多くの方が発表を聞いてくれました。いただいたご意見やアドバイスを今後の課題研究に是非活かして欲しいです。

 午後に行われた各教室での口頭発表も見学でき、参加した生徒達にとって充実した1日でした。

【科学研究部】河北新報に希少植物保護活動の様子が紹介されました

4月20日(木)の河北新報で,本校科学研究部生物班の活動の様子が紹介されました。

   

(河北新報(2023.04.20) 26ページより抜粋 河北新報社提供)

 

 今回の記事は,本校生徒が白石市役所の皆様や福島大学共生システム理工学群の皆様と希少植物「梅花藻(バイカモ)」の保護活動に取り組む様子を取り上げたものです。

 河北新報(2023.04.20) インターネット記事より

 

 科学研究部生物班は、4年前より沢端川に自生する梅花藻の研究に取り組み、昨年度末には白石市ロータリークラブの例会にて、梅花藻の保護と河川工事についてのプレゼンをさせていただきました。

 

 

このプレゼンをきっかけに、梅花藻の保護と観光活用をテーマに山田裕一白石市長へのプレゼンも行わせていただくこととなり、市役所の皆様と専門家の皆様を繋ぐことができました。

 

 

今回の記事になった梅花藻の保護活動から、また新たなつながりがいくつもできました。4月18日には、白石市の町おこし団体である百白プロジェクト委員会や町歩きガイド、地域町おこし協力隊の皆様の前でもプレゼンを行わせていただき、今後は商工会議所女性会の皆様へのプレゼンも行う予定です。

 

記事は下記で見ることができます。

ぜひご覧ください。

白石高校 梅花藻保護 掲載記事.pdf

生徒総会と仙南総体・白角定期戦壮行式を行いました。

 4月26日(水)6校時に生徒総会が行われました。今年度は2・3年次がアリーナ、1年次は各教室でオンラインでの参加という形になりました。昨年度の会計決算報告と今年度の会計予算案が承認された後、生徒会執行部と各種委員会委員長から活動方針が示されました。特に生徒会からは目安箱の設置により、全校生徒の意見を取り入れていきたいという方針が示されました。

 

 

 生徒総会の後は、仙南総体、並びに白角定期戦の壮行式が行われました。

 会の冒頭半田教頭先生から、「コロナで制限のあった中、3年ぶりに声を出しての応援ができるようになった。選手も選手を支える人も、思う存分力を発揮してほしい。」とのご挨拶の後「必勝白高!!」の檄飛ばしをいただきました。

各部登壇のうえ試合に向けての決意表明を行うと、全校生徒から大きな声でエールが送られました。1年生はZoom配信による教室からの参加となりましたが、全校生徒からの応援を力に変え、ベストを尽くしてほしいです!

 

必勝白高!!